【デート向け映画レビュー】ビブリア古書堂の事件手帖

【デート向け映画レビュー】ビブリア古書堂の事件手帖
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『ビブリア古書堂の事件手帖』をデートで失敗しない映画選びの6つのポイントに沿って評価します!

デート向け度数:
67%文学的で美しいけど・・・地味です。

 

映画情報

公開日:2018/11/1

上映時間:121分

監督:三島有紀子

脚本
渡部亮平
松井香奈

プロデュース:小川真司

出演
黒木華
野村周平
成田凌
夏帆
東出昌大

 

映画概要

シリーズ累計640万部を突破した三上延原作のベストセラーミステリー小説の映画化作品。極度に人見知りだが古書に関する驚異的な知識と推理力を持つ美しい古書店員の元に、亡くなった祖母の秘密の隠された古書を持ち込んだ一人の青年と織りなす物語を描く。

 

レビュー

結論から先に言いますと、本作品はあまりデートには向かないと思います。

本作品はミステリージャンルとして紹介されていますが、謎解き要素は少ないです。ですがそれはそれで悪いわけではなくて、本作品のストーリーは文豪『太宰治』の小説のような、古典文学的な展開となっていて、最近の映像作品の中では逆に新鮮さがあり、むしろそっちがウリなんだと思います。作品の中にも、太宰治や夏目漱石の小説からの引用が散りばめられており、全体的に文学的要素の多い作品になっています。

それはいいんですが、せっかく映像化したんだから、もっと映像的演出に工夫を凝らして欲しかったというのが本作品に対する一番の印象です。主人公の栞子(しおりこ)にしても、古書から様々な物事を推理していく様子をもっと印象的に演出してくれないと、ただのちょっと頭のキレる女の子くらいの印象にしか感じなかったです。(「ガリレオ」ほどオーバーにやれとは言いませんが、、、もうちょっとやりようはあったでしょう)

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また、せっかく古書堂という舞台をテーマにしているんだから、音楽や映像をもっとアンティーク感の出るように工夫して欲しいということもありますし、夏目漱石の引用にしても、もっと演出を工夫しないと、夏目漱石の言葉選びの天才的な美しさなんて気づかない人が多いと思います。

そして終盤のシーンでも、ゆるーいアクションがちょっとだけ出てくるだけで、盛り上がりに欠けます。ラストでストーリーの工夫が見られますが、それは原作をなぞっているだけであって、映画じゃなくてもよかったのでは?と思ってしまいます。

 

会話のタネ候補

夏目漱石の小説なんてしばらく読んでいなかったのですが、改めて本作品の中で引用されている一節を聞くと、短いフレーズの中にも、アンティーク感、クラシック感、軽さとオシャレさが輝いており、「現代の小説家はこんな文章作れないだろうな」と思うものばかりです。が、そんなめちゃめちゃマニアックな会話が成立するようなパートナーであれば本作品も面白いのかもしれませんが、そんなところまで感動できないよという方も多いんじゃないかと思います。自信のない方は別の作品を選んだほうが無難でしょう。

 

ちなみに本作品の原作である「ビブリア古書堂の事件手帖」は、過去にフジテレビ系列でドラマ化されていたことはご存じでしょうか?

最近は別方面で話題の剛力彩芽主演で2013年にスタートしたドラマの視聴率は、第一話の14.3%から下降していき、最終回である第十一話では8.1%という、当時の月9ドラマ史上最低視聴率をたたき出してしまった、まさに黒歴史なんです。

当時はメディアに露出の多かった剛力ですが、実際は本人の人気というより事務所の力の影響が強く、作品の内容に関係なく剛力出演が前提で制作が進む作品もあったそう。「ビブリア」ドラマもまさにその典型で、本来明るく元気なキャラクターである剛力に人見知りで博識な栞子役はハマるはずがなく、コケるのは目に見えていたでしょう。

今回の再度の映像化に対して、剛力版ドラマに関する話題が不自然な程に全く上がってこないのは、剛力版など無かったことにしたいという各メディアの想いが現れてるんじゃないかと思います。

そういう意味では、今回主役である黒木華は、栞子役としては適任ですし、最近は色々な作品に出演していて人気もあり、確かに再度映像化にはいいタイミングだったかもしれません。それだけに、演出が惜しかったです。

 

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